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国産ソバのピンチです

ソバは凶作となりました
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新そばの季節ではありますが、今年は全国的な凶作です。主な原因は種まきの時期に長雨だったこと。ソバは水にとても弱く、長雨の前に播いたソバは直後に雨で流されたり、腐ったりしました。長雨の後に播いたソバは実りが悪く、日照不足も重なって事態は悪化してしまいました。主産地の北海道や長野では収穫量が例年の半分以下となっている地域があるようです。玄ソバの仕入れ価格は例年の1.5倍ほどにあがっていて、そば店は値上げするか、外国産のそば粉をブレンドするか、悩み多き年となりました。
 出雲地方は、松江の玄丹そばが3割減、奥出雲も去年より減量となっているようです。幸い出雲産は去年並の収量があったようで、他の地域から回してもらえないかという問い合わせが寄せられています。
 また、気がかりなことが一つあります。農林水産省が農業者戸別所得補償制度と一体で打ち出した「水田利活用自給力向上事業」において、交付金がコメ優遇となることです。減反で水田から転作してソバ畑としたところに自治体や農協が柔軟に交付金をあてていたのですが、制度改定で作物別に全国一律となると、ソバは10アールあたり2万円で、飼料用・米粉用などのコメにでる8万円と大きな差が出来てしまいます。これまで不作続きで収入が減った生産農家は、コメに切り替えることが予想されます。もしこのコメ優遇の制度が始まれば、国内のソバ総生産量はますます少なくなっていきます。
 そば喰いにとっては厳しい話題ですが、そばに関係する皆さんの知恵と技術で、なんとか美味いそばを通年食べさせていただけるよう切に望んでいます。外国産の良質なソバも存在しますので、上手く配合し適正な価格でお客様に食べてもらうことも必要だと思います。
気候によるソバの性質や収量の変化から、ソバと自然との関わりがとても大きいことが解ります。自然の恵みをありがたく思い、悪い年はそれなりに楽しんで、また来年に期待する寛容な心をもつことも大切でしょう。



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