のしべら

千鳥そば 004 (500x375)


のしべら
そばの太さはお店によってさまざまです。太さの好みには個人差があり、どのくらいが良いとは言えません。そば打ちをしたことのあるかたならご存知でしょうが、延し厚によって切り巾が変化するものです。厚いとそばを切る幅も自然と広くなります。断面が四角になるのが理想とするなら尚の事です。
しかし、出雲地方では以前は「のしべら」なそばを打っているお店がたくさんありました。断面は長方形で切る幅が延ばした厚さよりもかなり広いのです。このそばを茹でると独特のぷりぷりした食感となり、噛んでいくと風味が湧いてきます。断面が正方形の太い田舎そばとは食感が異なるのです。
近年、細打ちのそばが流行しているため、この「のしべら」に出会う機会が減ってきました。しかし、あえて粗挽きのそば粉をもちいて「のしべら」なそばを出している新しいお店があります。店主の心意気を感じ、このそばを食べ、昔を懐かしんでいます。特に釜揚げを食べると、細いそば切りよりも満足感があり、出雲そばを堪能した気にさせてもらえます。

※「切りべら(切平)」は延した厚さよりも切り巾を薄く、この反対は「のしべら(延平)」 で延しの厚さより切り巾のほうが広い形をいう。

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